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メロン
今月の旬食・メロン
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  • 今月の旬食

    メロン

    果実の王さまと呼ばれ、贈答品としてもよく利用される高級フルーツ・メロン。原産地は北アフリカで、紀元前2000年ごろから人の手による栽培が始まったといわれています。日本には明治時代にヨーロッパから伝わり、その後日本でも温室による栽培が開始。国内でもさまざまな品種が生み出されています。有名な産地は、北海道や茨城、静岡、熊本など。メロンは皮の網の有無によって「ネット系」と「ノーネット系」の2種類に分けられます。ネット系メロンは繊細な甘みの高級品種が多く、ノーネット系は育てやすい品種が多いのが特徴。上品な甘みと香り、みずみずしくてなめらかな口当たりが特徴の高級メロンの代表格マスクメロンや、果肉がオレンジ色で香り高くジューシーな北海道夕張市特産の夕張メロン、比較的リーズナブルな大衆メロンとして普及したアンデスメロンはネット系メロンです。

  • 主要産地
  • 美味しいメロンの選び方

    美味しいメロンの選び方

    丁寧に栽培管理されたメロンは、バランスのとれた形状をしていています。ずっしりと重みを感じさせるメロンは、果実が凝縮されている証です。ネット系メロンの場合、ネットの緻密さや盛り上がりは、しっかりと果肉が育っていることを意味しています。ノーネット系メロンの場合は、黒っぽい斑点やスジの入っていないものを選びましょう。

  • 食べごろメロンの見分け方

    食べごろメロンの見分け方

    メロンは完熟すると甘い香りがしてきます。ツル付きの場合は、ツルの部分が枯れてくるのもポイント。ネット系メロンもノーネット系メロンも、おしりの部分がやわらかくなってきたら食べごろです。指で押さえて確かめてみましょう。また、メロンを爪でポンポンとはじいてみて、高く澄んだ音がしたら未熟で、低く濁った音になると食べごろといわれています。

  • メロンの栄養素と効果

    メロンの栄養素と効果

    メロンのなかでも果肉がオレンジ色の赤肉系は、抗酸化作用が高いβカロテンを豊富に含んでおり、皮膚粘膜の健康維持などの役割があります。ナトリウムの排泄を促す役割があるカリウムも豊富で、水溶性のカリウムは調理時に水に溶けだし、損失する場合がありますが、メロンは生で食べることが多いので逃さず摂取することができます。

  • 今年のメロンの出荷状況

    今年のメロンの出荷情報

    本年は、2月までの低温や3月からの曇天・降雪等により、生育は昨年と比べやや遅れています。今後の天候にも左右されますが、気温上昇や定期的な降雨があれば、6月の出荷については例年並みに近づいていく見通しです。今年も果汁たっぷりでみずみずしく仕上がってきています。

  • ウェザーニュース長期予報

    ウェザーニュース長期予報

    5月は各地とも天気は周期変化。茨城・熊本は6月上旬には梅雨入りし、曇りや雨の日が多くなります。6月末~7月初めは活発な梅雨前線による大雨に注意。茨城・熊本は7月中旬には梅雨明けして晴れる日が多くなりますが、北海道では曇りや雨の日が多くなります。各地とも5~7月の雨量は平年並の予想。梅雨の大雨を無事に乗り切れば、問題なく美味しいメロンができる天候になりそうです。

  • 「茨城県・熊本県・北海道」特産地の気温(平年差 ℃)

    「茨城県・熊本県・北海道」特産地の気温(平年差 ℃)

    3月以降は、どの特産地も気温が平年より高めで経過しました。メロンは昼夜の寒暖差が大きいと美味しく育ちます。春における昼夜の寒暖差も十分にあったので、メロンの生育に良い条件だったといえます。

  • 「茨城県・熊本県・北海道」特産地の降水量(平年比 %)

    「茨城県・熊本県・北海道」特産地の降水量(平年比 %)

    メロンは昼夜の気温差と、春以降に強まる日差しで美味しく育ちます。北海道は3月に日照時間が平年よりやや少なくなりましたが、4月は平年以上の日照時間があり、メロンの生育に問題ない天候で経過しました。美味しいメロンが育っているようです。

メロン
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