キウイの原産地は中国の揚子江沿岸。その後ニュージーランドで栽培されるようになり、国鳥であるキーウィの見た目に似ていることから、この名前が付けられました。ゴールデンキウイやベビーキウイなど、さまざまな品種が市場に出回っています。日本では九州から東北にかけて全国で栽培されていますが、愛媛県、福岡県、和歌山県がトップ3。最近は東京都の多摩地域の農家と東京都農林総合研究センターが共同で育成したキウイの新品種「東京ゴールド」など、今の消費者の好みに合ったに肉質や高い糖度の品種が誕生し、地域発の国産キウイが高い評価を受けています。
表面が綺麗で、キズや傷みが無い物、部分的に柔らかくなっていないものを選びます。すぐに食べたい場合は頭の軸のところとお尻を挟むように持ち、少し押してへこむくらい弾力があるものが熟しているサインです。バナナやリンゴなど、エチレンガスを出す果物と一緒に袋に入れておくと早く熟します。
キウイに含まれるビタミンCはみかんのおよそ倍と言われ、風邪予防や疲労回復、肌荒れに効果があります。また、塩分を排泄するカリウムや整腸作用のある食物繊維、抗酸化作用が期待できるビタミンEなども豊富です。その効果はテレビや雑誌などのメディアでも頻繁に取り上げられています。
皮を剥く前にまず両端を切り落とし、軸を一緒に取り除いて食べましょう。そのまま食べる場合は皮を剥いてヨーグルトなどと一緒に食べるのがおすすめです。ピューレ状にすればシャーベットやソースにも使用できます。ミキサーにかけると種がつぶれて茶色くなるので裏ごしをするのがよいでしょう。
参照先:フーズリンク「旬の食材百科」
12月まではクリスマスケーキ用としてのいちごの流通がメインで、多くの農園がいちごを大量に業務用として出荷しますが、1月から3月までの期間は、消費者向けの高品質ないちごの流通が増えていきます。近年では、東日本で絶大な人気を誇る栃木県「とちおとめ」、大きくても味が濃厚な福岡県「あまおう」、上品な甘さに定評のある静岡県「紅ほっぺ」など、1990年代以降に開発・品種改良されたいちごが消費者の人気を集めており、市場において高いシェアを占めています。また、さらに美味しくて気軽に楽しめるいちごの品種改良が進んでおり、今後も新しい品種が全国各地から誕生することが予測されています。
美容効果、貧血予防、骨・歯・毛髪育成、風邪予防、ガン予防、二日酔いの改善などさまざまな効果が期待できる健康に欠かせない果物です。1日 5~6粒食べれば成人が1日に必要なビタミンC100mgを摂取することができます。葉酸も豊富に含まれているので、貧血予防にも効果的です。
保存はへたを取らずにラップに包んで冷蔵庫へ。また、一度水につけると、かびや腐敗の原因となりやすいので注意しましょう。買い置きは向いていませんが、冷凍保存ができます。きれいに洗ってヘタを取り、容器にくっつかないよう並べて冷凍庫で凍らせば、いつでも冷凍いちごが楽しめます。
果皮のツブツブがクッキリとした、へたが青々としっかりしたもの。果実に艶があり、果皮の色の濃淡は品種によって異なりますが、赤が均一で鮮やかなものが完熟しているいちごです。パックで販売されている場合は、底に傷んだものや色の薄いものがないかをチェックしましょう。
今年は天候が不安定だったためにとても心配されたものの、結果的には出荷量は概ね前年並、またはやや上回る見込となっています。出荷時期に関しても、秋以降の高い気温の影響で、いちごの成長が早まっており、例年並みもしくは少し早まっている模様です。
7月~8月は太平洋高気圧に覆われ、日照が多く、平年より気温の高い夏となりました。9月には台風21号、24号で荒天の日があったものの、栃木県内のいちごに大きな被害はなく、秋以降も順調に生育が進みました。11月~12月は平年より気温が高く経過しました。1月~2月の気温は平年並~やや高めのところが多く、1月は晴れる日が多いですが、2月は冬晴れは続かず、平年より雪や雨が降りやすい天候となりそうです。
代表的な産地である栃木県の平均気温を見てみると7月の猛暑は心配されましたが、それ以降は平年よりも少し気温が高いくらいで安定した天気となりました。9月は、一部の産地で台風などの荒天のため、気温が低めなところがあり、生育が心配されました。しかし、10月11月は平年よりも暖かい気温の「暖冬」となり、いちごの苗はとても良い状態となっています。
日照時間のグラフを見てわかるように、平年よりも日照時間が長かったのでいちごの苗はスクスク成長しました。9月は2個の台風で、日照時間がすくなくなりましたが特産地の栃木県への影響は少なく、被害なども少なくすみました。10月以降は、降水が少なくとても安定した天候が続きました。1月以降は、冬型で日本海側で雪が降っても、太平洋側は引き続き、晴れて穏やかな天気が多くなります。
その他の旬食素材
フジッコ カスピ海ヨーグルトを使った
レストラン ラ フィネス (Restaurant La FinS)
杉本敬三シェフのスペシャルレシピ
いちごと黒豆のかきヨーグルト
ヨーグルトをかき氷にして、いちごと黒豆を合わせたスイーツです。ねばりのあるカスピ海ヨーグルトであれば、凍らせても離水せず、ジェラートのような滑らかな食感を味わうことができます。
カスピ海ヨーグルトといちごのスープサラダ
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